2016年03月01日

助成金の価値を高める方法(動画が掲載されました)

こんにちは。お疲れ様です。

久しぶりの更新です。
厚労省のリンクサイトhttps://part-tanjikan.mhlw.go.jp/navi/cases/case_0063/の中で話しています。よろしければご覧ください。

「キャリアアップ助成金を活用して、非正規従業員の方を戦力化する」事例です。

助成金は、要件を満たせば、まとまったお金がもらえるので、非常に魅力的です。しかし、時に諸刃の剣となります。今回は、有効活用するために、注意すべきことを述べます。

端的に言って、「助成金をもらうことを目的としない」ということです。

上記で「要点を満たせば」と述べましたが、無理して要件を満たせば、後々苦労します。
例えば、「キャリアアップ助成金」は、非正規従業員の方を正社員にすれば、50万円受給できます(中小企業の場合)。しかし、正社員にすれば、当然、人件費が永続的に増えます。基本的に、雇用に関する助成金は、従業員の待遇を改善するときに受給できるものなので、どの助成金でも、何らかのコストは発生するものです。
一時的に潤っても、長い目で見れば、助成金は無くなってしまうと考えたほうが良いでしょう。
よって、企業の風土に合うような、かつ、既存の制度を生かせるような助成金を見つけるべきです。
見つからなければ、助成金の利用は、百害あって一利なし、です。本来の営業活動に目を向けるべきです。

また、せっかく助成金をもらうのであれば、その価値をさらに高める、ことを考えると良いと思います。
助成金をきっかけとして、人事制度を再構築する、従業員の待遇改善を図り、定着率を上げて企業競争力を高める、従業員を教育する、といったことは、助成金利用の途中段階で、容易に取り組めるのではないでしょうか。
助成金の要件を満たすために、小手先のテクニックを駆使して、小金を得るより、ずっと会社が成長できるはずです。


助成金にはそれぞれ目的があります。手段(金)と目的の順番は間違えたくないものです。

今日はこんなところです。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
posted by 坂元修二 at 01:07| Comment(0) | 助成金

2013年05月16日

助成金の不正受給における制裁について

こんにちは。お疲れ様です。

立夏は10日前に過ぎましたが、昼の時間帯はじんわりと暑さを感じることがあります。かとおもえば、朝や夜は薄寒いように感じます。
日中はクーラーをつけていらっしゃるところもあろうかと存じますが、寒くてひざ掛けを利用する女性をちらほら拝見します。
「ちょうど良い加減」を見つけるのが難しい時節です。

今回は助成金を不正受給した時のリスクについて述べます。

「書き間違い」のレベルなら、不正受給には当たらないと考えられています。

意図的に、「訓練を行っていないのに訓練をしていたように偽装した」「従業員数をごまかした」「もともと知っていた人を、赤の他人として採用した」など悪質な不正をすれば、助成金の返還(5%の利息まで付きます)会社名の公表刑法の詐欺罪に問われる(懲役刑です)、などといったリスクがあります。

助成金を受給後、役所の立ち入り調査があり、そこで発覚することもありますし、雇用保険の履歴から知り合いだと発覚することもあります(過去に職場が同じだった場合すぐにわかるようです)。

もちろん、法律の解釈には幅がありますので、結果的に不正になったという場合もあると思います。しっかりと、経緯を説明できれば(どうして合法だと思っていたのか)、悪質と判断される可能性は少なくなるでしょう。

助成金をもらうために色々考えるのではなく、今の状況でどういう助成金が使えるのか、という順番で考えたら欲に目がくらむことは無いと思います。

いつも申し上げておりますが、まずは労働局か社労士に相談されることをお勧めします。求人を出す際や解雇をする際には十分気を付けてください。

今日はこんなところです。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
タグ:不正受給
posted by 坂元修二 at 22:31| Comment(0) | 助成金

2013年05月08日

各市町村独自の助成金

こんにちは。お疲れ様です。

ゴールデンウィーク、楽しく過ごされましたでしょうか。天候に恵まれた良い連休でした。

今回は、助成金について述べます。といっても、たいした内容ではないです。

いつもご案内しているのは厚生労働省からの雇用に関する助成金ですが、各市町村が独自に創設している助成金の種類も多岐にわたります。

例えば、商店街の空き店舗を利用すれば家賃を補助してくれたり、製造業やソフトウェア制作業、コールセンター業の支店を作れば固定資産税が数年免除されたり、といったものです。

詳しい内容は、各市町村の産業振興課、商工振興課といった名称の部署に問い合わせると親切に教えてくださいます。

今日はこんなところです。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
タグ:助成金
posted by 坂元修二 at 14:20| Comment(0) | 助成金