2012年10月20日

年金の基礎知識〜厚生年金(10)「遺族厚生年金・中編」〜

こんにちは。お疲れ様です。

前回の続きで、遺族厚生年金について述べます。前回は死亡者の支給要件についてでした。

遺族の範囲ですが、配偶者・子、父母、孫、祖父母、(優先順位はこの順番です)であって、被保険者死亡の当時、死亡者より生計を維持されていたことが要件です。

は特に要件が問われることなく、対象遺族です。

子や孫は、18歳の3月31日未満か20歳未満の障害1・2級であり、かつ婚姻をしていないことが要件です。

夫、父母、祖父母被保険者死亡当時、受給予定者が55歳以上であることが要件です。支給は60歳以降になります。また、夫に関しては法改正により要件が緩和されるかもしれません。

受給できる金額は、死亡者が短期要件(前回の内容をご参照ください)に該当する場合は被保険者期間を300月とみなし、死亡者が長期要件に該当する場合は実際の被保険者期間として、本来死亡者が受給できたはずの年金額の4分の3が受給できます。

65歳以上の配偶者が受給するときは、上記の金額か、自分と死亡者の年金を半分ずつ足した額の、どちらか多い方が年金額となります。

また、遺族厚生年金と老齢厚生年金の受給権がある方(65歳以上の方)は、老齢厚生年金にあたる部分は支給停止となります。

今日はこんなところです。今回も最後までありがとうございました。
posted by 坂元修二 at 00:13| Comment(0) | 年金

2012年10月18日

年金の基礎知識〜厚生年金(9)「遺族厚生年金・前編」〜

こんにちは。お疲れ様です。

少し間が空いてしまいましたが、今回から遺族厚生年金について述べます。

まず、死亡された方の要件ですが、基礎年金より少し複雑です。

保険料の納付要件は、死亡日の前日において、前々月までに、国民年金の未納期間が全体の3分の1未満であることです。平成28年4月1日前であれば、前々月までの1年間保険料を納め続けていれば大丈夫です。障害厚生年金などと同じ考え方です。この納付要件は、後述の@、Aのパターンで必要になります。B、Cのパターンでは不要です。

さて、ここから少し要件が分岐します。イメージとして、現役バリバリの方が亡くなってしまう場合と、壮年以上のサラリーマンの方が亡くなってしまう場合で考えてください。

現役バリバリの方が亡くなるような場合、短期要件に該当すると考えます。短期要件とは、
@被保険者が死亡したとき
A被保険者であったものが、被保険者の資格を喪失した後に、被保険者であった時に初診した病で、初診日から5年以内に死亡したとき
B障害等級1、2級の障害厚生年金の受給権者が死亡したとき(障害が死亡理由では無くても大丈夫です)
です。

壮年以上の方が亡くなるような場合、長期要件に該当すると考えます。長期要件とは、
C老齢厚生年金の受給権者または受給資格を満たしたものが死亡したとき(老齢基礎年金の受給資格を満たしていることにもなります)
です。長い間、保険料を払った方は、長期要件に該当するということになります。

短期要件にも長期要件にも該当する方がいらっしゃると思います。その場合は、申し出がない限り、短期要件に該当するとみなされます。要件によって、取り扱いが違う部分が出てきます。

今日はこんなところです。最後までありがとうございました。
タグ:年金
posted by 坂元修二 at 23:00| Comment(0) | 年金

2012年10月09日

年金の基礎知識〜厚生年金(8)「障害厚生年金・後編」〜

こんにちは。お疲れ様です。

連休明けの方は、少しお疲れではないでしょうか。今週も乗り切っていきましょう。

さて、前回からの続きです。

障害厚生年金には、65歳未満の配偶者がいる場合、加給年金(扶養手当みたいなもの)が加算されます。およそ22万円です。ただし、障害等級1、2級の方に加算されます。3級の方には加算されません。

ご注意いただきたいのは、障害基礎年金には子供の分の加給年金が加算され、障害厚生年金には配偶者の分の加給年金が加算されるということです。

失権するのは、障害等級3級に満たない状態になって、3年経過かつ65歳以上の時です。

他に、初診日から5年以内に病状が固定して(それ以上回復しないで)、障害等級3級より軽い障害の状態に該当するときは障害手当金という一時金が受給できます。

今日はこんなところです。今回も最後までありがとうございました。

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タグ:年金
posted by 坂元修二 at 18:13| Comment(0) | 年金