2012年10月15日

高額療養費について(4)〜「70歳以上の方の場合・後編」〜

こんにちは。お疲れ様です。

さて、前回からの続きで、70歳以上の方の高額療養費について述べます。

前回は個人単位の、外来の合算の話でした。今回は、世帯合算及び入院分の合算についてです。

個人単位の外来で高額療養費が支給された後に、まだ残っている一部負担金(例えば一般の方なら12,000円、若しくは12,000円に届かずに高額療養費が出なかった分)または入院で支払った一部負担金の金額の合計が

一般の方の場合《44,000円》
一定以上所得者(標準報酬月額が28万円以上)の方の場合《80,100円+(かかった医療費―267,000円)の1%》
市町村民税非課税の方の場合《24,600円》
判定基準所得がない方の場合《15,000円》

というそれぞれの基準額を超えた場合、その超えた金額が高額療養費として支給されます。

また、一定以上所得者の場合、療養があった月以前12月以内に、高額療養費が支給された月が3月以上ある場合、4月目以降から基準額が下がり《44,000円》となります。

また、人工透析、血友病、HIVの療養を受けている方は、一部負担金の上限が1万円となります。

因みに、70歳未満の方と70歳以上の方がいるご家庭の場合、70歳以上の方の個人の計算をした後、残額を70歳未満の方のルールで計算したものと合算します。世帯合算も70歳未満の方のルールになります。

4回にわたり述べてまいりましたが、以上が高額療養費の概要となります。

ご不明な点があれば、ご連絡ください。

今日はこんなところです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
タグ:高額療養費
posted by 坂元修二 at 20:09| Comment(0) | 健康保険

2012年10月14日

高額療養費について(3)〜「70歳以上の方の場合・前編」〜

こんにちは。お疲れ様です。

前回から引き続き、「高額療養費」について述べます。今回は70歳以上の方の場合です。

外来療養を、同じ月に、同じ病院で払った一部負担金が合算で、

一般の方の場合《12,000円》
一定以上所得者(標準報酬月額が28万円以上)の方の場合《44,400円》
市町村民税非課税の方の場合《8,000円》

という、それぞれの基準額を超えた場合、超えた額が高額療養費として支給されます。
70歳未満の方と違うのは、合算の対象の額の多寡は問われないということです。つまり、21,000円超えていないものも合算の対象となります。

以上の話は、個人単位の外来の場合の話です。

世帯合算や入院の場合の話は、明日以降に述べます。

今日はこんなところです。今回もご覧いただきまして、ありがとうございました。
タグ:高額療養費
posted by 坂元修二 at 17:25| Comment(0) | 健康保険

2012年10月13日

高額療養費について(2)〜「70歳未満の方の場合・後編」〜

こんにちは。おつかれさまです。

昨日からの続きで、70歳未満の方の場合の高額療養費について述べていきます。

補足的な説明になりますが、療養があった月以前12月以内に、高額療養費が支給された月が3月以上ある場合、4月目以降から基準額が下がり、高額療養費がもらいやすくなります。

4月目以降の基準額は、一般の方で《44,400円》、上位所得者の方で《83,400円》、市町村民税非課税の方で《24,600円》となります。
具体的に、7月に入院して毎月高額療養費が支給されており(または限度額認定証を使用しており)、10月に病院に20万円払った場合、155,600円が高額療養費として支給されます(限度額認定証を使用中の場合、窓口負担が44,400円までとなります)。

また、人工透析、血友病、HIVの療養を受けている方は、一部負担金の上限が1万円となります(上位所得者の方が透析を受けるときは2万円)。

ちなみに、入院中の食事代やレンタル寝間着、差額ベッド代は、今まで述べてきた自己負担金の中に含まれませんので、ご注意ください。つまり、合算の対象になりません。
参考までに、食事代は1食あたりほとんどの方は260円です。差額ベッド代は、個室だったり少人数部屋だったりすると、数千円発生します。

次回は70歳以上の方の高額療養費について述べます。

今日はこんなところです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
タグ:高額療養費
posted by 坂元修二 at 14:11| Comment(0) | 健康保険