こんにちは。お疲れ様です。
久しぶりの更新です。
厚労省のリンクサイト「多様な人材活用で輝く企業応援サイト」内、事例12http://tayou-jinkatsu.mhlw.go.jp/cases/case_12/index.htmlの中で話しています。よろしければご覧ください。
「キャリアアップ助成金を活用して、非正規従業員の方を戦力化する」事例です。
助成金は、要件を満たせば、まとまったお金がもらえるので、非常に魅力的です。しかし、時に諸刃の剣となります。今回は、有効活用するために、注意すべきことを述べます。
端的に言って、「助成金をもらうことを目的としない」ということです。
上記で「要点を満たせば」と述べましたが、無理して要件を満たせば、後々苦労します。
例えば、「キャリアアップ助成金」は、非正規従業員の方を正社員にすれば、50万円受給できます(中小企業の場合)。しかし、正社員にすれば、当然、人件費が永続的に増えます。基本的に、雇用に関する助成金は、従業員の待遇を改善するときに受給できるものなので、どの助成金でも、何らかのコストは発生するものです。
一時的に潤っても、長い目で見れば、助成金は無くなってしまうと考えたほうが良いでしょう。
よって、企業の風土に合うような、かつ、既存の制度を生かせるような助成金を見つけるべきです。
見つからなければ、助成金の利用は、百害あって一利なし、です。本来の営業活動に目を向けるべきです。
また、せっかく助成金をもらうのであれば、その価値をさらに高める、ことを考えると良いと思います。
助成金をきっかけとして、人事制度を再構築する、従業員の待遇改善を図り、定着率を上げて企業競争力を高める、従業員を教育する、といったことは、助成金利用の途中段階で、容易に取り組めるのではないでしょうか。
助成金の要件を満たすために、小手先のテクニックを駆使して、小金を得るより、ずっと会社が成長できるはずです。
助成金にはそれぞれ目的があります。手段(金)と目的の順番は間違えたくないものです。
今日はこんなところです。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2016年03月01日
助成金の価値を高める方法(動画が掲載されました)
posted by 坂元修二 at 01:07| Comment(0)
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