こんにちは。お疲れ様です。
立春から1ヶ月経とうとしております。気候的に、やっと春らしい雰囲気が出てきました。
新入社員を迎え入れる準備をする時期です。
座学研修から学ばせる、現場で見よう見まねで成長させる、企業の風土により、教え方は様々かと存じます。
ただ、業種や規模を問わず、新入社員教育の大事な共通項というものが存在します。
新卒を採用するのであれば、社会人としての常識等が、それにあたりますが、安全衛生教育も大事です。
従業員の生命と健康を守るのは、企業として基本中の基本です。
労働安全衛生法第59条、労働安全衛生規則第35条にも定められています。
業種を問わず、
5 当該業務に関して発生するおそれのある疾病の原因及び予防に関すること。
6 整理、整頓(とん)及び清潔の保持に関すること。
7 事故時等における応急措置及び退避に関すること。
8 前各号に掲げるもののほか、当該業務に関する安全又は衛生のために必要な事項。
…については、教育しなければなりません。
他、例えば、重いものを持つことが多い仕事なら、物の持ち方、デスクワークが多い仕事なら、正しい姿勢やPC画面との向かい方、等、職務に応じて追加すると良いでしょう。
また、安全衛生は、ベテランの方にも、再確認していただきたいです。無事故がずっと続くと、それが当たり前になって、「自分は大丈夫」という根拠のない自信につながります。
人生の3割は、仕事に費やす時間です。仕事中に怪我をしないこと、仕事から学ぶこと、は人生を豊かにすることにつながると思います。
今日はこんなところです。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2016年03月03日
雇い入れ時の安全衛生教育
posted by 坂元修二 at 23:00| Comment(306)
| 労務管理
2016年03月01日
助成金の価値を高める方法(動画が掲載されました)
こんにちは。お疲れ様です。
久しぶりの更新です。
厚労省のリンクサイトhttps://part-tanjikan.mhlw.go.jp/navi/cases/case_0063/の中で話しています。よろしければご覧ください。
「キャリアアップ助成金を活用して、非正規従業員の方を戦力化する」事例です。
助成金は、要件を満たせば、まとまったお金がもらえるので、非常に魅力的です。しかし、時に諸刃の剣となります。今回は、有効活用するために、注意すべきことを述べます。
端的に言って、「助成金をもらうことを目的としない」ということです。
上記で「要点を満たせば」と述べましたが、無理して要件を満たせば、後々苦労します。
例えば、「キャリアアップ助成金」は、非正規従業員の方を正社員にすれば、50万円受給できます(中小企業の場合)。しかし、正社員にすれば、当然、人件費が永続的に増えます。基本的に、雇用に関する助成金は、従業員の待遇を改善するときに受給できるものなので、どの助成金でも、何らかのコストは発生するものです。
一時的に潤っても、長い目で見れば、助成金は無くなってしまうと考えたほうが良いでしょう。
よって、企業の風土に合うような、かつ、既存の制度を生かせるような助成金を見つけるべきです。
見つからなければ、助成金の利用は、百害あって一利なし、です。本来の営業活動に目を向けるべきです。
また、せっかく助成金をもらうのであれば、その価値をさらに高める、ことを考えると良いと思います。
助成金をきっかけとして、人事制度を再構築する、従業員の待遇改善を図り、定着率を上げて企業競争力を高める、従業員を教育する、といったことは、助成金利用の途中段階で、容易に取り組めるのではないでしょうか。
助成金の要件を満たすために、小手先のテクニックを駆使して、小金を得るより、ずっと会社が成長できるはずです。
助成金にはそれぞれ目的があります。手段(金)と目的の順番は間違えたくないものです。
今日はこんなところです。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
久しぶりの更新です。
厚労省のリンクサイトhttps://part-tanjikan.mhlw.go.jp/navi/cases/case_0063/の中で話しています。よろしければご覧ください。
「キャリアアップ助成金を活用して、非正規従業員の方を戦力化する」事例です。
助成金は、要件を満たせば、まとまったお金がもらえるので、非常に魅力的です。しかし、時に諸刃の剣となります。今回は、有効活用するために、注意すべきことを述べます。
端的に言って、「助成金をもらうことを目的としない」ということです。
上記で「要点を満たせば」と述べましたが、無理して要件を満たせば、後々苦労します。
例えば、「キャリアアップ助成金」は、非正規従業員の方を正社員にすれば、50万円受給できます(中小企業の場合)。しかし、正社員にすれば、当然、人件費が永続的に増えます。基本的に、雇用に関する助成金は、従業員の待遇を改善するときに受給できるものなので、どの助成金でも、何らかのコストは発生するものです。
一時的に潤っても、長い目で見れば、助成金は無くなってしまうと考えたほうが良いでしょう。
よって、企業の風土に合うような、かつ、既存の制度を生かせるような助成金を見つけるべきです。
見つからなければ、助成金の利用は、百害あって一利なし、です。本来の営業活動に目を向けるべきです。
また、せっかく助成金をもらうのであれば、その価値をさらに高める、ことを考えると良いと思います。
助成金をきっかけとして、人事制度を再構築する、従業員の待遇改善を図り、定着率を上げて企業競争力を高める、従業員を教育する、といったことは、助成金利用の途中段階で、容易に取り組めるのではないでしょうか。
助成金の要件を満たすために、小手先のテクニックを駆使して、小金を得るより、ずっと会社が成長できるはずです。
助成金にはそれぞれ目的があります。手段(金)と目的の順番は間違えたくないものです。
今日はこんなところです。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
posted by 坂元修二 at 01:07| Comment(0)
| 助成金