2015年05月11日

マイナンバー制について

こんにちは。お疲れ様です。

マイナンバー制度」について、テレビ等で話題になることも多いです。名称自体は、十分浸透しているように感じます。
電話番号が、一生変わらないというあれです。…すみません、うそです。

詳細は、ネットで「マイナンバー」と検索すれば、色々と出てきますので、以下、概要と個人的な見解を述べます。

マイナンバー制を、ものすごく大雑把にいうと、国民全員に、番号を割り振って、課税や社会保険等の手続きを簡便にしようとするものです。様々な情報の一元化につながると思います(国が、国民を管理者しやすくなるだろうなぁ、とも感じます。品行方正に生きていれば、特に問題はなさそうですが)。
雇用保険にしろ、厚生年金にしろ、名前や生年月日、場合によっては住所等を記入して、手続きするものですが、制度が始まったら、マイナンバーを記入するだけで済むかもしれません。

実は、住民票上の住所と、社会保険の手続きで申請した住所(健康保険証上・厚生年金上の住所)が違う、という方がたまにいます。色々な都合で。そうした、整合性が取れていない状態も、整理されていくのではないでしょうか。

10月に、すべての国民に対して、住民票上の住所に番号の通知が送られてくるそうです。来年以降は、身分証として使えるカードに変更可能になるそうです。

会社としての対応は「今まで以上に情報管理を徹底する」というスタンスで良いと思います。
言うまでもありませんが、マイナンバーは、大変重要な個人情報です。氏名や生年月日よりも、重要度は上です。そのような中、会社としては、様々な手続きに必要なので、従業員からマイナンバー情報を開示してもらい、その情報は、厳重に管理しなければなりません。

もう少し具体的に述べますと、本人の同意・協力のもとに情報を得る、情報の扱い方のマニュアルを作る(懲罰含めて)、情報に接触できる人間を限りなく少なくする(限定する)、利用目的を特定する、退職者などの情報は速やかに削除する(3年程度が目安でしょうか。労働者名簿の保管期間が退職後3年ですので)、といったことに気を付ければ良いと思います。
会社のセキュリティ対策も、見直しが必要かもしれませんね。

マイナンバー制度の開始を、会社の、情報に関する安全管理レベルを向上させる良い機会、と前向きにとらえたら良いかと存じます。

今日はこんなところです。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

posted by 坂元修二 at 23:37| Comment(0) | 法改正